2010年6月6日日曜日

6月6日のレッスン

6月に入りました。
あと少しで東京も入梅ですね。

6日の朝もすばらしい青空が広がっていて、
ほんとうに気持ちのいい一日のスタートをきることができました。

レッスン前半、下半身のインナーマッスルをコツコツ確実に作る
基本功では、膝と足首の位置と体重のかけ方に気をつけて動きます。

とてもシンプルな屈伸運動でも、ちょっと複雑な蹴りでも、これは同じです。

これはなぜかというと、そうして気をつけて動くことで
足首と膝の無駄な力の分散と故障を防ぐことができ、
しかも、スムーズな体重移動を可能にする正しい筋肉が
つきやすくなるからです。















太極拳をやっていて、足首や膝を痛めてしまう人もいらっしゃいますが、
これは基本的に使い方が適当であったり、あるいは無理をかけているからで、
起こるべくして起こる故障と呼べます。

それに、膝の位置と足の位置をきちんとそろえて決めないと、
「気」の流れがスムーズに行かず、太極拳にならずに
ただの「ダンス」になってしまいます。

「気」の流れが正しくスムーズに行われると、
力の“逃げ”もなくなるので、発勁(はっけい)が正しくできるようになる。

と、ちょっと難しいことも書きましたが、
基本的に膝と足の位置が決まっていると、
立ち位置も安定するので、自分でも分かるかと思います。

後半の太極拳の練習では、
最初から先週練習をしたところまで
一気に通してやってみました。





こうしてやってみると、結構長いですね。

長いからこそ、「えっと次は右手が上がって
そのときに同時に左も下がって・・・」と文字と理屈で
覚えようとすると覚えられません。
だから、体で覚えるのが一番たいせつなんです。

子供の頃と同じですね。
子供は大人の動きをトレースしてたくさんのことを覚えていく。

太極拳を上達するコツも、見本の動きを
何も考えずにトレースしていくんです。

そして、大体の動きを体が覚えたら、
つぎはもう少しディテールを詰めていく。

このコツコツとした作業が、最終的には確実に
結果を生み出すでしょう。







では、また来週の稽古にて!

【文責 木村】


【太極拳はじめて物語:30代の女社長が太極拳をやっている理由】

先週からのつづきです。

大学の体育の時間に初めて太極拳をやってみたら、
見た目の動きの「遅さ」とは裏腹に、あまりの筋肉の使いように
衝撃を受けて、感動してしまった・・・というお話でした。

たしか、筋肉痛は1週間くらい続いたと思います。
まあ、それくらい普段ぜんぜん運動してなかったということなんですが(笑)。

まじめな文学部の学生だったので(笑)。
座って勉強ばっかりしてました。

ずっと後になって、日本人の太極拳の先生から教わったのですが、
太極拳は「文人の武術」と呼ばれていたそうですね。

つまり、インテリの嗜む武術、という意味です。
ちょっとかっこいい・・・(笑)。

実際、中国で太極拳の先生をされている方は
医者、書家、大学教授、そしてもちろん僧侶(禅宗、道教)など、
いわゆるインテリ職業の人が圧倒的に多いのだそうです。

それは、太極拳を深く理解して、それを体現するには、
知性、洞察力、人生経験、高い身体能力、哲学性、芸術性、と
様々な要素を自分の中でつなぎ合わせていく作業が必要だからです。

と、書くと、太極拳がすごい「怪物」に見えてきますが、
そんなことはないです。

基本的に敷居はとても低いので、
誰でも簡単にはじめられる。
そのかわり、一生つづけられる。

だから、はじめたばかりの10歳の子供よりも、
80歳を超えたご老人のほうが圧倒的に強い。

これがミソであり、太極拳のむちゃくちゃおもしろいところです。

それでは、また次回!

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